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あまぎ日記

交渉と法についてだらだらと書き綴っていこうかなというブログです。

法交渉学とは

法交渉学とは

一般的には紛争解決手段としての交渉をいうものと理解されているみたいです。自己紹介のとこでも軽くふれたようなきがします。

訴訟上の和解などADRの文脈でよく議論されるような気がしますね。学部時代に入っていた法交渉学のゼミの担当教授が和解の神様なんて呼ばれてました。

それはさておき、個人的にはdispute-resolutionとしての交渉のみを法交渉学の対象とすることにはやや反感を覚えます。というのも、法(ないしはより広く客観的基準)を背景とした交渉は紛争解決以外の場面でもありうるからです。たとえば、企業間の継続的な契約締結交渉などが想起されますな。

さて、ここからは畢竟独自の見解とやらになるんでしょうか、私が個人的に支持する統合型交渉(=原則立脚型交渉)(Roger Fisher&Willam Ury『Getting to YES』参照)という交渉スタイルにおいては①人と問題を分離すること、②立場でなく利害に焦点をあてること、③多くの選択肢をもつこと、④客観的基準を用いて判断することをその不可欠の要素としています。これらのうち、とりわけ④の要素すなわち客観的基準の模索→適用→修正のプロセスと法的推論のプロセスとの間には類似性があるんじゃないかなという仮説を立てています。この点については追って検証してみたいですね。

このように、法的推論に類似した交渉という意味で統合型交渉(=原則立脚型)交渉を法的交渉と再定位することを試みたいというあれでした。